コンゴに来たワケ

久しぶりのブログ更新お待たせしました!

どうも森裕紀です。

相変わらずコンゴでヒートテック着てますが、

特にユニクロからcmの話とかまだきてないです:(

あ、写真はキンシャサテニス部のです。

※ キンシャサテニス部は毎週日曜日の午前中に活動しています:D

ね、テニスでもヒートテックちゃんと着てるっしょ?w

(左から大川、りりーふらんきー、JICAの清水先生、オレです)

なんだかんだで仕事が忙しかったり、面倒くさかったり、停電してたりで、ブログ更新サボってた 😀

でも、あなたの電車やバスの待ち時間に読むのに最適なアフリカ系ブログを目指して更新頑張ろうと思いますよ。

あ、そういえば実はオレ今日誕生日!

プレンゼトは遊戯王カードとかでもいいので、コンゴまで送ってくださる方ガンガン募集中:D

はい、22歳の誕生日ついでに今回は何故コンゴで働くに至ったか、

その背景とか書かせてもらっとります。

全ては大学2年の夏に1冊の本を読んだのがキッカケ。

「金持ち父さん、貧乏父さん」著:ロバート・キヨサキ

日本で大ヒットしてから、オレに点火するまでにはかなりのタイムラグがあったけど、確実にこの1冊で人生観が変わっちゃった。

なんてったって実際にコンゴまで来るぐらい価値観ぐちゃぐちゃに変えられたからねw

大学2年のときオレは正直生きるのが毎日辛かった。

正確にいえば大学生活そのものが苦痛でしかなかった。

そして、人生で最もワンピースにハマった時期でもあった。

ルフィの生き方とかを見てるとマンガとはいえ自分も頑張ろうという気になるよねw

何がそんな苦痛だったかと言うと、ひと言でいうと罪悪感だね。

大学1年の夏に1年ちかくガンで闘病してた父親を亡くした。

小学校で母親を亡くしてから兄妹3人を男手1本で育ててくれた父親だった。

オレがガキの頃は典型的な家庭を顧みない仕事一筋の日本人男性という感じだった。

それが妻を亡くしてからは子ども3人を食わせるために料理も始めて、やりたい事にはなんでも挑戦させてくれた尊敬できる親父だった。

(高校生の頃は色々反発してたけど)

高3年の夏に突然、余命を宣告されたときは、それこそよく言う「カナヅチを頭でドガーン」と殴られた感じだった。

それでも心の準備をする時間が1年あった。

だから、いざその時がきたときは喪失感とか悲しさ以上に、

「これからは両親の分もしっかりと生きていかんといかん」という自立心に支配されてた。

その自立心が罪悪感に変わり始めてからオレは苦しみ始めた 😦

幸いにも親父はオレら3人兄妹が路頭に迷わない程度の遺産を残してくれてた。

当時のオレは大学1年生。時間とカネが普通の人間よりあるわけよ。当然浪費した。

一方で、自分が一体何をしたいのかが分からずに苦悩した。

うちの親父は高卒だった。でも、頭はかなり良かった。

「高卒なのに大卒を押し退けて入社試験で1位を取っていた」とか

「中学のときから大学レベルの薬品実験のバイトをしてた」とか数々の逸話を持っていた。

そんな優秀な頭脳は持っていても、どんなに会社に貢献しようが高卒のために思うように出世できなかったことを親父は気にしてた。

「大学には絶対にいけ!」とは口では1回も言われなかったけど、「子ども達は大学に進ませたい」という人一倍強い気持ちはひしひしと高校生のときから感じてた。

そんな親父の想いがつまったカネで大学に通わせてもらってたから、必死に何かを学ぼうと思った。

ただ、「大学で何かを学ばないかん」と頭では理解してても、果たして自分が何を学びたいのか、将来何をやりたいのかが分からんかった。

結局なんにも熱中できず気持ちだけが空回りした。

親父が人生をかけて残してくれたお金をドブに捨てているようで罪悪感で心も頭もいっぱいだった。

よく「途上国とかに行けば価値観変わるよ!」とか聞くけど、大して効き目はなかったね。

半年後には初めてコンゴに行って絶対的貧困もマラリアも経験もしたけど、

「うん、貧困大変だね。日本に帰ったらココイチのカレー食いたいわ!」ぐらいしか感想はなかった。

そんな時に読んだ本が「金持ち父さん、貧乏父さん」だった。

衝撃だった。

話すと長くなるから、詳しく知りたい人はググってくれ:D

この本では一貫として高学歴、高収入を目指す人生に警告を鳴らしてる。

「そんな人生は意味があるのか?社会の仕組みを教えてやるよ。その上で一度しかない人生。お前はどう生きるか決めたらどうだ?」って。

人生に迷っていたオレにとっては暗闇で光を見つけたようだった。

進むべき一筋の道が見えた気がした。

学びたいことが見つかったオレは同シリーズやその関連書籍を読みまくった。

そこから経済学やビジネス本、世間的に「成功者」と呼ばれてる人達の本や自伝をひたすら読みあさった。

「アメリカ留学中はで天井まで本の山が届くぐらい読みました。てへ:D」とかいう人がいるけど、オレはその4倍は読んだ自信があるね。

(ワンピースは含まない)

その中でも特に「ユダヤ系」の人物達の人生に興味を持った。

「ウォルト・ディズニー、アンドリュー•グローブ、ハワード•シュルツ….」

迫害や貧困とか海千山千の困難を乗り越えていったユダヤの成功者の人生哲学に魅了された。

それまで自分の置かれた境遇に少なからず、不安やコンプレックス、悲壮感のようなものを抱えていた。

だが、彼らの人生を知るうちにオレの思考は逆転した。

成功者は「逆境があったからこそ、いまの自分がある」と異口同音に言ってる。

「自分が置かれたこの境遇は自分を強くするための最高の環境」と学部3年になる頃には考えられるようになった。

「成功者になる!」それがオレの人生の指針になっていた。

そんなときに現在インターンをしている会社のユダヤ人社長にコンゴで会った。

彼の人生も自伝にしたら売れそうなアマゾンで人気ランキングトップ10に入りそうな強烈なものだった。

とにかくメンタル•知力•体力が凄まじい。イエール大卒、ハーバードMBAホルダーで経営コンサルタントとして順調にアメリカンドリームの階段を上り始めたときに9.11で家族を失って、イラク戦争も闘ったという異色の経歴の持ち主。

知人の紹介で初めて会って5分で、

「この人にくっついて成功者への道を学ぼう!」と即決した。

オレ:「来年から1年インタ−ンしたいんだけど:D」

社長:「おう、いつでも来なさい。」

その場で決まった。しかも口約束で。

彼の下で学ぶことが、自分が成功者になる上で運命のような気がした。

「オレが決めたんじゃなくて、こうなる事は決まっているんだ!」

とかそういう感覚だね。

で、大学を休学して彼の会社でインターンという形でいま働いてるワケ:D

仕事内容?

うん、キツいときもあるね。

この間とか「うちの建設現場をみてこい」って、突然言ったかと思うと、

街からかなり離れた一面草原のガチアフリカ地域に、面識もなければ言葉も通じないヤツと送りこまれたしw

厳しい人でたまに突然「カネをくれ」とオフィスに物乞いをしにくる大人に対しては「働け!じゃなければ死んでしまえ!とどめ刺してやろうか!」とか平気で言うしね。

たまに「あれ?ここで本当に大丈夫か?」と思うこともある。

ただね、彼も偉大なユダヤ系成功者の1人になる器なんだろうね。

孤児の少年・少女がオフィスに突然きたときは面談をして、

学費を給料として出すという破格の条件で掃除係として雇ったりしてる。

彼曰く、「オレは黒人とはいえ、アメリカ人のオレにコンゴ人の孤児の面倒を見る義務はない。

本来、小額でもビジネスに投資できるカネを使うことになるから損しかない。

それにオレはイスラエルの子ども達に対しての寄付も個人的にやっている。

だが、神が『コイツらを鍛えあげるように』と、オレに言っているんだ。

だから、コイツらはUNICEFやNGOのところでなくて、オレのところに来た。神に導かれたんだろうな。

ヒロ、お前もガーナやイラク、セルビアに行ってもおかしくなかったのにコンゴで小学校を建ててたら、結果的にオレのとこに来ただろう?導かれたんだ。世界はそうやって回っているんだよ。」

とか、たまに本に出てきそうなカッコいいことを言うわけよ。

コンゴに来てから1ヶ月後ぐらいに突然、

運転中の社長から言われた言葉は一生忘れないと思う。

社長:「ヒロ、神を信じるか?」

オレ:「全く。宗教興味ないっす。ユダヤ人の思想とかは面白いですけどね。」

社長:「そっか。信じる信じないは自由だ。だが、お前は将来成功するよ。

それもオレ以上にな。オレが21歳のときはお前ほど人生に向き合ってなかった。」

オレ:「まじっすか:D」

社長:「ああ、もっと勉強はしてたがな。オレもお前も大事な人を人生から失い、多くの困難を乗り越えてきた。」

オレ:「こくり」

社長:「神は将来、成功する人物には少々きつめの困難を課す。

その人にとって大事な人間を現世から取り上げるんだ。神はお前に現世で功績を残させようしている。

その歳でお前が両親を取り上げられたのは神がお前に期待しているからだ。オレもそう自分のメンターに言われて、27歳のときに最初の1億円を作った。」

オレ:「ぽかーん:0」

社長:「オレは昔日本で働いてたし、日本人との付き合いも長い。

お前達の文化と宗教観も理解してるつもりだ。信じられないだろうが。

30年後、40年後にはお前は成功を手にしている。この1年でお前はそのスタートを切る。

オレには分かる。日本に帰るまでに$20,000は少なくとも稼いでいけよ」

オレ:「はい:D」

と、まあこんな感じでコンゴでヒートテック着ながら働いてる。

上の方で書いたけど、

なんだかんだで仕事が忙しかったり、面倒くさかったり、
停電してたりしてブログ更新サボりますが、温かい目で見守って下さいな:D

2012/04/30

22歳になった森裕紀
PS:現在、コンゴは午前1時。あと、数時間後には出社だー。

続く。

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